「志望中学にたった66日で合格できる面接の教科書」
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第一章「志望中学にたった66日で合格できる面接の教科書」

①中高一貫校とは?

◆中高一貫校の人気の秘密◆

総務省統計局「2019年中高一貫を行う学校の数(2-1・2-2)」によると、全国には664の中高一貫校があります。

行政や地方の状況により併設型・連携型があります。

そして、ご承知のように、公立中高一貫校は、非常に人気が高く、首都圏のみならず、少子化が進む地方でも、例年、高い倍率になっています。

その人気の理由は・・・

  1. 高校受験がないため、6年間を通して、ゆとりある学校生活を送ることができる
  2. 中学校1年生から高校3年生までの、異年齢での交流により、社会性や豊かな人間性を持った人材を育成できる。
  3. 難関国立大学・有名私立大学からの指定校推薦枠が多い

その他、実際に私の娘が通っていた仙台の公立中高一貫校の保護者からは・・・

  1. 教員の質が高い。したがって、授業の質も高いため、授業が面白い。
  2. 進路対策講座が多い。塾以上に、情報収集が早く、情報量も多く、保護者も聞くことができる。
  3. 生徒は面接試験で選抜しているので、問題を起こす生徒が少ない。

いじめや部活内の上下関係のあつれきもないので、子供が楽しく、安心して通える。などの意見も聞いています。

◆入学選抜の4つの資料◆

既にご承知だと思いますが、確認をかねて記載します。

中高一貫校の入学選抜には、①調査書②適性検査③作文④面接(志望理由書を含む)の4つがあります。

調査書:小学校の先生が作成する資料で、評定を基準に学内活動やクラブ活動の実績や日常行動や出欠などを参考にして作られます。多くは5・6年生の2年間が対象です。

適性検査:言うなれば学力試験です。ただし、中高一貫校は、複合的学習能力を重視しますので、教科横断型の問題が出題されます。小学校教育の知識をベースに、総合的に判断する力や自分なりの提案ができるかが問われます。

作文:一般的に、与えられた文章を読み、それに関する課題について自分の体験・経験・知識をからめながら400~500字程度の作文を課されます。

面接:個人面接や集団面接など、学校によって形式が異なります。多くの学校は、出願時に提出した志望理由書が、面接の資料になります。

上記➀~③の対策は、既になされていると思いますが、④の面接対策は、どうでしょうか?学校や塾に任せきりでよいのでしょうか?

受験は子ども一人では乗り越えることは、困難です。

事実、ある進学塾のアンケートの「つらい時に、一番助けてくれた人は?」の質問では、

1位:お母さん
2位:お父さん
3位:塾の先生

という結果になったそうです。

②そもそも面接試験って?

◆面接試験の目的◆

面接試験は、これを知るために行われる!
  1. 学校の教育理念・教育方針を理解しているか?
  2. 適性検査・調査書ではわからない生徒一人一人の 個性や人間性を見る。
  3. 入学に対して強い意欲・熱意を持っているか?

公立中高一貫校の約9割で、入学試験に面接試験があります。これは、先に述べたような目的により、自分の学校に入学させたい生徒の選別が行われます。

面接では、いくつかの質問を通して、調査書の内容と食い違いがないかチェックし、調査書や適性検査では見えない子供の熱意や真の姿を見極めるのです。

面接で話す内容は、事前に準備することができます。

しかし、面接官が見るポイントは、話す内容だけではありません。面接官は、あらゆる角度から、あなたの子供を見ます。

◆面接試験の流れ◆

入室から退室までを簡単に言うと、次のような流れになります。

STEP
控室で待機(体育館や教室など、学校によって変わる)
STEP
入室・着席:5人一組で、面接室に入る(当日に受験番号で振り分けられる)
STEP
面接(自己紹介・面接官からの質問)
STEP
退室(係の指示に従い帰宅)

◆面接の悩み◆

私は、宮城県仙台市で、面接専門の塾を経営しています。

その中で、面接に関する悩みで多いものは、次の3点です。

  1. 質問にどのように答えたらよいのかわからない
  2. 話すのが苦手で、言いたいことを上手に表現できない
  3. 面接に必要なマナーがわからない

これらは、携帯電話、メール、ゲーム、LINEなどのインターネットによる非対面型コミュニケーションの発達したことが、原因と言われています。

つまり、人と直接会って話す回数が、私たち親の時代から、劇的に減っているということ。

したがって、直接会った時に感じる、相手の表情やしぐさ、視線(=非言語情報)から、相手の意図や本来の気持ちを知り得る能力が低下し、相手の話を良く聴き、自分の意見をきちんと話すコミュニケーションの基本ができない子供が増えているのです。

また、筆記試験の実力はあるのに、「とにかく、面接試験が不安でしかたがない」と、心理的に追い詰められる子供もいます。

子供にとって、面接試験は、初めての経験ですから、不安になるのも当たり前ですが、適性検査や作文が合格判定でも、面接で不合格になる子供がいるのは、事実です。

この本を見た方の中には、これらの問題は、「2、3回の練習すれば解決できる」「本を読んだだけで何とかなる」と、思う方がいるかもしれませんが、もし、世の中の人が、本を読んだだけで達人になれるのなら、学校も塾も必要ありません。

面接対策は、そんな簡単なものではありません。

この本を【じっくり読み、考え、親子で真剣にやってみる】ことが大切です。

では、実際に、面接対策は、どうしたらよいのか・・・。

◆面接対策って・・・◆

面接は、複数の面接官で行われ、それぞれの役割が決まっています。

例えば、面接官がABC 3名の場合には、Aは質問者、Bは質問の回答、Cは身だしなみ、しぐさや態度、目線など、言葉以外の情報のチェックというように、事前に役割分担をしています。

したがって、多方面から対策を行う必要があります。

本書では、「面接対策の前にすべきこと」として、まず「自分の子供を知る」。次に、「志望校を知る」ところから始めます。

「そんなこと、もうしてます!」と、言いたいところでしょうが…

では

  1. 子供の良い所10個、直すべきところ10個
  2. 志望する学校が、子供さんに合っていると思う理由
  3. 子供さんが、その学校を志望する理由
  4. 志望校の前年度の志願倍率
  5. 志望校の住所・校長先生の名前

いかがでしょうか?ササっと全部答えられましたか?

次に、学校が求める生徒像と自分の子供を照らし合わせます

ここで、不整合な点があれば、子供としっかりと話し合いましょう。

入学してから「合わなかった」では、一番苦しむのは、あなたの子供です。

そして、想定される質問に対する、回答を結論と理由をセットにして、30秒から1分程度で話せる様に、回答用原稿を書きます。

仕上げに、入退室の仕方や好感度が上がる挨拶、面接にふさわしい話し方などの面接の基本的マナーを身につけていきます。

最後に、模擬面接を行います。

実は、これらは、私自身が、自分の子供たちに実践した面接対策の方法なのです。

これまでの人事採用面接官の経験やハローワークでの約25,000人の就職支援、職業相談、31年間のマナー講師をして見つけた法則を、面接対策に取り入れました。

保護者の皆さんができるよう全てお伝えします!

③合格の3つのポイントはこれ!

◆合格の3つのポイントは、ズバリ!◆

見た目(表情・髪型・服装など)
話し方(声の大きさ・声の高さ・話すスピード・言葉遣いなど)
面接のマナー(入退出・立座姿勢・おじぎなど)

◆見た目◆

長く面接の仕事をしていて感じたことは、「見た目は、その人そのものを表している」ということです。

もちろん、それは外観に対する偏見ではありません。 

「見た目」は、表情(化粧も含む)と身だしなみの要素(髪形・髪留め・メガネ・服装・靴下・靴・時計・ベルト・バック・アクセサリーなど)に分けられ、どんな髪型をして、どんな化粧をして、どんな服を選ぶかは、その人の思考や価値観が決めています。

中学受検の面接では、もちろん化粧やアクセサリーの要素はありませんが、入室時に、あなたの子供が、どんな表情をして、どんな服装をして入ってくるのかは、重大な問題です。

なぜなら、その表情や髪形に、入学に対する熱意や意欲が表れるからです。

下の図は、第一印象(本質印象)を決める構成要素が、占める割合を表しています。 

一番の要素は、目から入る情報でなんと55%!入室から最初の2~3分で、あなたの子供の印象が、決まってしまうのですから、「見た目」を十分の整えておくことが、合格への第一歩であることを、しっかりと理解してください。

メラビアンの法則

では、具体的に、面接官は、見た目(=表情と身だしなみ)からどのように感じとっているのでしょうか。

ここ大事ですよ!

表情:表情は、人の感情をもっとも良く表します。もちろん、子供によって、感情表現が得意な人と苦手な人がいますが、面接では、表現力が必要になります。

なぜなら、面接では、「入学への熱意」「入学してからのやる気」を見るわけですから、それを、面接官に伝えなければなりません。

例えば、面接では、必ず志望理由を聞かれますその時に、どんな表情で話せば面接官に、熱意や意欲が伝わるのでしょうか!

それは・・・

  1. 質問に答える時の最初の言葉 「はい!」は、目を大きめに開けて、面接官の目を見て!
  2. それ以外は、必ず笑顔でなくても良い。話の内容に合わせて表情を変える。

真剣な話しの時には、強めの眼差しで硬い表情で、うれしい・楽しい話の時には、目を細めて笑顔で。   

普段より、少しオーバーかなと思うくらいの表現で!

本当にそう思えば、自然にそうなるはずです・・・・と言ったら元も子もない話ですが、最初は、無表情で表現力が控えめな子供でも、回答用原稿をしっかりと作り、何度も何度も読みこなして、人前で話す練習をすると、自信にあふれた生き生きとした表情が、必ず出来るようになりますので、どうぞご安心ください。

きっと、あなたは、自分の子供の変化に驚かれるはずです。

身だしなみ:身だしなみとは、「人に不快感を与えないように、言動や服装を整えること。

また、その心掛けをすること」です。

面接において、身だしなみが、整っていれば、入学の意欲や真面目さを、印象付けることができ、逆に、乱れた服装や髪形では、面接官にマイナスの印象を与えてしまいます。

事実、面接試験は理屈ではなく、面接官の感覚で判断されることも、少なくありませんので、事前準備をしっかりとしましょう。

また、身だしなみに関する相談は意外と多く、親にとっては悩みどころです。

家族では、見慣れているため、気付かない点もあります。試験日の10日前に必ず家族以外の方に、髪形と服装(靴・かばん含む)のチェックを身だしなみチェックシートを使って、お願いしてください。

◆話し方◆

第一印象の構成要素の2番目は、38%の耳から入ってくる情報です。

面接では、質問に対する自分の思いや考えを、言葉で表現しますが、その言葉が、面接官に、ちゃんと伝わっていなければ意味がありません。

そのため、声の大きさ声の高さ話すスピード、そして面接にふさわしい言葉遣いが重要です。

言葉遣いは、小学生であっても、尊敬語・謙譲語・丁寧語・美化語の4つの敬語の区別を理解し、基本的な単語の変化は、暗記しておきましょう。

また、話す内容=質問の回答については、第2章で詳しく書いていますので、必ず読んでください。話し方以前に、話す内容がきちんとできていなければ、元も子もない話です。

◆面接のマナー◆

面接対策のマナーとは

「入学の熱意を伝えるための行為」
「面接官に不快感を与えないための行為」

面接に関する質問で、マナーに関する相談はかなり多く、皆さん、何が正解かわからないため、第3章の中で詳しくお伝えしています。

実践的な要素は、面接時の入退出・立座姿勢・おじぎ・視線合わせ・言葉遣い・返事の仕方など、細部にわたりますが、面接対策で身に付けたマナーは、子供の将来に必ず役に立つものですから、この機会に正しい知識とコツを学んでください

また、マナーは、それぞれの家庭で、日頃から教育している内容もあるので、習得スピードに、個人差が出ます。

したがって、自分の子供を見て、

「声が小さくて、何を言っているのかわからない」

「相手の目を見て話せない」

「言葉遣いが乱暴」

「行動が雑」

など、日頃の行動を改善させる場合には、時間をかけて丁寧に進める必要がありますので、出来るだけ早く準備を始めましょう。

和花のワンポイントアドバイス!

控室では、隣の人とおしゃべりしたり、無断で席を離れないようにしましょう。 控室での様子も、チェックされていますよ。

ここで、ズバリ言います

面接対策は、ある一定期間、真剣に取り組まないと、効果が出ません!

面接は筆記試験と違い、知識を積み上げていくものではありません。

特に、公立中学校の面接試験は、面接での人間性を重視するため、模範文の暗記などの小手先のやり方では、合格できません。

「自分はなぜ、この学校を選んだのか」

「この学校に入ってどんなことをしたいのか」

など、しっかりと考え、実際に自分の言葉で話し、相手にちゃんと伝わったかを確認することが大切です。

一定期間の時間をかけて、準備し、面接対策を何回もやってみる事が必要なのです。

相手=面接官役は、お母さん、お父さんです。自分の子供の良い所・改善すべきところが、どんどん見えてきますよ。

たった15分の面接が子供の未来を変えてしまうのですから、おのずと力が入るはずです。

したがって、スタートは、受験日から半年前。

公立中学校の受験日は、例年であれば、1月10日前後ですので、夏休み頃から始めるのが良いでしょう。

「え!もう、過ぎてる!」と、思った方!大丈夫です。

ぜひ最後までお読みください!

目次

はじめに

この度は、本書をお買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。

本書は、中学受験で面接に不安を感じている子供さんを持つ、保護者の皆さんのために書いた「面接試験で合格するための本」です。

ですが、最初に言っておきます。本書は、合格することだけを目的に書いた本ではありません!

面接対策は、あなたと子供の絆を深め、輝かしい未来に向かうための力を、親子で一緒に見つけるためのプロセスです。

少しだけ、私の話を聞いてください。

私が、受験専門の面接対策を始めようを思った原点についてお話します。

私には、現在30歳の息子と19歳の娘がいます。息子は国立大学の推薦時に、娘は公立中高一貫校の入学試験で面接試験があり、2人とも私が面接対策をしました。

最初の息子の時には、私も30代でしたのでエネルギーがあふれており、受かるためとはいえ、ゲンコツはする、竹刀でお尻をたたく・・・今では考えられないことですね。

しかし、そんな私に対して、息子は極めて冷静に一生懸命に応えようとしていました。

そして、最初の模擬面接で一度も練習していない意地悪な質問:「もし、あなたが時間とお金を自由に使えるとしたら、何をしますか」をした時に、私は、息子の回答にハッとしました。

その答えは・・・・

「はい。私は世界中を周って、色々な人と出会って話したり一緒に食事をしたりして、その国の人々の生活を肌で感じて、自分にできることは何かを探してみたいです。」

この答えは、模範的ではありませんでしたが、その答えを聞いた時に、

「自分の子供なのに知らないことがある。子供は親の知らないところで、どんどん成長して考えも変わっていく。子供には親さえも知らない世界が広がっているんだな」

と、思いました。

同時に、それを話す息子の瞳が、他のどんな質問に答えた時よりも、はるかにキラキラと輝いていたことを、今も鮮明に覚えています。

そして、それ以来私は、人間の想像力と可能性は無限なんだ。

自分の考えで子供の人生を狭めてしまうような言動はしないと決めました。

娘も同様に面接対策をしました。あなたの子供と同じくらいの小学6年生。

今のあなたの気持ちが良くわかります。反抗期もあって、親もなにかと気を遣いますね。

話しが長くなりましたが、ぜひ、この本を基に親子で受験を乗り越えましょう。

あなたの想いも大変さも私が共有しますから。

さあ!一緒に始めましょう!

第1章:面接対策の前にすべきこと

「面接対策」と聞くと、入退室や挨拶の仕方を練習すると思うかもしれませんが、私の面接塾では、このような方法を学ぶ前に、もっと大切なことに時間をかけます。

もちろん、面接対策において、正しい挨拶は重要な要素ですので、きちんとできるまで練習してもらいます。

しかし、それ以前に大切なことがあります。

それは、先ずは、子供自身が自分と向き合って、自分を理解し、その学校を目指す理由を自分の中から導き出すことが大切です。

その過程を通り越して、正しいおじぎができるようになっても意味がないのです。

①自分を知る(子供のことは、意外とわからない)

「自分を知ること」の重要性 その1

(お願い:大切な部分なので、あなたの子供に、必ず読ませてください)

あなたにとって、入学試験は大切なことですが、それは今現在のことであって、入学試験のその先にあるもの=あなたの未来をイメージしてみてください。

何が見えますか?

そこに見えるのは、あなたの歩む道・進む方向です。そのためには、何が必要か?

それは、「自分を知ること」です。

「自分を知ること」で、自分の価値観(=物事の良い悪いの判断・好き嫌いを決める自分の基準など)が見えてきます。

「自分を知ること」の重要性 その2

自分を知る事が、あなたの未来=進路や仕事を選択するのに、とても重要なことなのです。

あなたは、どんなことが得意ですか?
あなたは、何が好きですか?
あなたは、何をしている時が一番楽しいですか?

自分のことなのに、パッと出てこなかったり、言葉で説明できなかったりしませんか。

面接試験では、面接官が、あなたのことを知りたくて、色々な質問をします。

この時、自分のことなのに、答えられないことがないように、お母さん・お父さんに手伝ってもらいながら、次に行う「20の私」というワークで、自分を見つけていきましょう。

◆20の私◆

「20の私」という心理学の技法を知っていますか?

これは、「who am I?」(WAI技法)を用いて、自分発見をする方法です。

実際に、私の面接塾でも、最初のワークとして行っているのですが、子供の性格・嗜好・夢・悩みなどが、はっきりとわかります。

*参考:自分発見「20の私」 松原達哉著

「ちょっと待って、自分の子供のことなら、今更やらなくてもわかってる!」と、言いたいと思いますが、なぜ面接対策の最初に、あらためて「自分の子供を知る」作業が必要なのか・・・・・

それを、お伝えする前に、先ずは、やってみましょう!

➀ワークシートを下記よりダウンロードしてから、2枚印刷して用意する

②あなたと子供がそれぞれ書き出してみる

注意点
  1. 親は子供のことを、子供は自分自身のことを書く
  2. 最初は、相談しないで書く
  3. 時間がかかっても良いので、自分の長所・短所、好きなこと・嫌いなこと、将来の夢や希望、今熱中していること、悩んでいることなど20個書いてください。
    11個目位から、進まなくなるかもしれませんが、とにかく20個書き出すことが大切です!
  4. 2枚を照らし合わせて、同じだったところ・違っているところを見つけ出します。

親子で同じだったところに関しては、お互いを程度理解し合えていると考えてよいでしょう。

もし、違っている点があれば、お互いに、なぜそう思ったのかを話して、理解を深めておきます。

いかがでしたか?
予想通りでしたか?
意外な点は、ありましたか?
初めて知ったことは、ありましたか?

この「20の私」シートは、第2章の回答用原稿を書く時に使いますので、しっかり仕上げておいてくださいね。

それでは、なぜ、《自分の子供を知る》必要があるのか、ご説明します。

「20の私」(記入例)

1.私は、小学校2年生から5年間、バスケットボールをしています。
2.私は、お菓子が大好きなので、よくケーキを作ります。
3.私は、整理整頓が苦手です。
4.私は、人前で話すのか苦手です。
5.私は、将来、看護師になりたいです。
6.私は、韓国料理が好きなので、韓国に行ってみたいです。
7.私は、「チョコレート工場の秘密」という本が好きです。
8.私は、小さい子供の世話をするのが、好きです。
9.私は、友人から、明るい性格だと言われます。
10.私は、細かいことが苦手です。
11.私は、友達から相談されることが多いです。
12.私は、プログラミングにとても興味があります。
13.私は、自由研究で、水質汚染についてやりました。
14.私は、いじわるする人が嫌いです。
15.私は、マンガをよく読みます。
16.私は、小さいころから、水泳が得意です。
17.私は、自分より友だちの意見に合わせてしまう時があります。
18.私は、我慢強いです。
19.私は、飼っている猫の世話を毎日します。
20.私は、ゲームをするとストレスがなくなります。

◆自分の考えを言葉で伝えることの重要性◆

子供は、親が気付かないところで、日々変化、成長しています。昨日まで、親の言うことを素直に気いていた子供が、言い返したり、反抗したりするのです。

しかし、それは、当たり前のこと。

小学校の高学年は、身近な大人への反抗や批判が出始め、男女差や身体に目覚め、こだわったりする年頃です。今までの自分とは、違った環境の友人・人気のある年上の同性に憧れたり、親に内緒の出来事や隠し事をしたりして、少し大人になったような感覚を覚えます。

子供は子供なりに、自分の意見や考えを、しっかりと持ち始め、日々変化、成長しているのです。

面接の練習をしていくと、「自分の子供が、こんな考えを持っていたのか?」と、驚く場面に出会うはずです。

親が知らないところで、子供はどんどん成長しているのです。面接の練習で、その姿を目の当たりにすることも、珍しくありません。

今から、楽しみにしていてください。

そして、何度も言いますが、面接は、子供の本質を見るのが目的ですから、親や先生に言われた通りの話をして、合格するはずがありません。

いくら台本を丸暗記したとしても、当日の体調や緊張で、頭が真っ白になることもあります。

その時に、自分の言葉で考えた子供と、台詞を丸暗記した子供とでは、咄嗟に出てくる子供の本心や入学したいという熱意の伝わり方が全く違うことを、判定権限を持つ熟練の面接官ほど、敏感に感じ取るのです。

◆入学したその先をイメージする◆

子供が、入学試験に合格することは、とても重要な目標です。しかし、それは、今現在の目標であって、そこで終わりではありません。

自分が選んだ中学校に入って、何をして、どんな進路に進んでいくのか・・・など、入学したその先をイメージすることが、もっと大切です。

これを、常に頭の中において、練習をしてください。

そして、

「そもそも、自分がこの学校を希望する理由って?」
「自分は、どんなことが得意で、どんなことが苦手なのか?」
「自分は、将来、どんなことをしたいのか?」
「何になりたいのか?」
「自分って?」

自分を知るワーク(=20の私)を通して、子供も親も、これまでの歩みを振り返り、これからの方向性を考え、進路や将来の目標に対する目的意識を明確にすることで、さらに自己を深めていきます。

つまり・・・・・

自分の良いところも、ダメなところも、全部ひっくるめて自分なんだと、受け入れる。

これは、自己肯定感と言って、自分の能力や存在意義を、自分自身で認めて、このままの自分で良いのだと、肯定してあげる感情のことです。

自己肯定感が低いと、自分を信じていないため、困難なことがあると、すぐに諦めてしまいます。

ちょっとしたことで悩んだり、自分はダメだと、落ち込む傾向の子供には、この「20の私」の答えを、一つ一つ紐解き、「どうしてそう書いたのか」を引き出してみると良いでしょう。これまで知らなかった子供の良さが、きっと見えてくるはずです。

そして、それを子供にフィードバックしてあげる。

この行為が、親子の信頼関係を高め、子供は、少しづつ自信を持ち始めます。

そして、合格への意欲を、さらに高めることになるでしょう。

和花先生のワンポイントアドバイス!

決して、合格=未来ではないことを、肝に銘じておいてください。
もし、不合格だった場合、どのような方向に行くかを、予め家族でしっかりしておきましょう。

②相手を知る(志望校を良く知ることが大切)

◆「彼を知り己を知れば百戦殆うからず◆

古い例えですが、「かれをしり おのれをしれば ひゃくせんあやうからず」とは、「孫子」の一節で、勝つための格言として、昔からよく言われている諺です。

入学試験では、彼とは、志望校です。

志望校の教育方針・指導目標・学校経営の指針・求める生徒像・先生・部活動実績・総合学習や部活動実績・選抜方法・面接内容など、あらゆる情報です。

相手を知る=志望校の情報を収集し、分析し、対策を取ることが、合格のカギなのです。

そして、同時に自分のことも正しく理解し、自分の長所短所は何かを、知っておくことも必要であることは、【①自分を知る】でも、述べましたね。

◆志望する学校を、どのように知るのか◆

今更の様ですが、基本ですので記載します。

学校案内HP

特に、総合学習で行われている活動や各クラブの成績などは、こまめに見ましょう。
その中で、子供の興味を引く出来事や魅力に感じることが見つかると、入学への意欲が高まり、面接でより具体的な回答が出来るようになります。

保護者説明会学校説明会の資料

文化祭学園祭時の入試相談コーナーの資料など。

担当者がいれば、「志望校が求める生徒像」について、直接聞いてみることをお勧めします。

◆これらを、どのように活用するのか◆

相手を知る=志望校の情報を収集し、分析し、対策を取ることが、合格のカギ

相手=志望校に関する情報を収集し、そこから、子供にとって有効な情報を選別します。

➀~③の資料は、保護者用に書かれていることが多いため、小学生には読み解けない内容です。

したがって、

親であるあなたが、まずしっかりと資料を、くまなく読むことから始めてください

②子供と一緒に、志望校の所在地・校長先生の顔と名前を覚えましょう。「これ、必要?」と、思うかもしれませんが、必要です。あなたが、就職試験を受けるとしたら、その会社の社長のことを調べるはずでしょう。それと同じです。

校訓を読み、しっかりと理解します。校訓は、この学校の教育方針指導方針育成する生徒像などを成文化したものですから、わかりにくい漢字で書かれていることが多いので、必ず子供がわかるように説明してくださいね。

④学校生活は、勉強ばかりではありません。特にその学校が今、力を入れて行っている事業(国際交流事業や環境への取り組みなど)その学校ならではの総合的学習の様子・部活動や学年行事もしっかりとチェックしてください。

それが、志望する学校のウリです。

また、子供の興味や関心がある項目・話題を見つけたなら、その記事について一緒に考え、共感できることであれば、面接時の回答に組み入れましょう。自分の興味関心がある項目が多いと、面接で熱意を持って話すことができます。

⑤学校説明会の資料には、「学校が求める生徒像」が、書かれていますので、必ず、親子で読んでください。自分が志望する学校がどんな人を求めているのかが書かれているのですから、それに合う人が合格するわけです。

例えば、仙台二華中・高の求める生徒像の中には、「自ら学ぶことを信条とし、特に読書を大切にする」と、あります。

したがって、この学校は、本をよく読む生徒が好きなんだと、わかるわけです。このように、志望校が求める生徒像を、親子で作り上げていくイメージで、面接対策を行っていきましょう。

③コミュニケーション能力を身につける

◆コミュニケーションとは◆

面接に限らず、クラスメイトや友人・部活動の仲間との人間関係においても、コミュニケーションは大切です。

コミュニケーションという言葉は、元々の意味は、ラテン語のcommunicatioに由来しており、「分かち合うこと」を意味しています。

したがって、一方的に話すだけのでは、コミュニケーションとは言えません。

コミュニケーションとは、相手の話を良く聴いて、自分の意見も言う。相互の理解と意思伝達のことを言います。

キャッチボールのように、言葉を投げかけたり、受け止めたりするようなイメージで、面接官とのやり取りをしましょう。

◆バーバルコミュニケーション(言語)・ノンバーバルコミュニケーション(非言語)◆

私たち人間のコミュニケーションの手段は、主に言葉(=ノンバーバルコミュニケーション)ですが、実は言葉以外(=ノンバーバルコミュニケーション)でも、相手に自分の感情や意志を伝える要素があります。

それは、話し手の表情や身振り、しぐさ、目、指先、姿勢、声の大きさ、トーン、話すスピードなどです。

例えは、言葉では、「入学したら、しっかり勉強します」という話の内容を、暗い表情で、面接官の目を見ないで、小さな声で話したとしたら、どうでしょうか。

面接官に、勉強の意欲は、伝わるでしょうか? この場合は、話しの内容とは真逆のやる気のない印象が残ってしまいます。

このように、面接官は、話す内容以上に、あなたの子供の態度を注視しています。

つまり、面接では、話す内容だけではなく、全体の印象を左右するノンバーバルコミュニケーションに気を遣うことが大切です。

和花先生のワンポイントアドバイス!

バーバルコミュニケーション(=言葉)以上に、ノンバーバルコミュニケーション(=入退室の印象、目の動き、表情、声の大きさやスピード、しぐさ)が、重要。

◆コミュニケーション能力のカギは「聴く力」◆

面接に関する相談の中で、「上手く話せない」「何を言ったらよいのかわからない」など、話す側に傾倒した悩みが多いのですが、実は、これらの問題は、相手の話を良く聴いていないことに一因があります。

コミュニケーション能力を身につけるカギは、「聴く力」です。話すことばかりに気を取られるのではなく、「面接官は、何を聞いているのかな?」と、相手の質問を正確に聴き取り、質問の内容を、ちゃんと理解する。

万一、聞き取れない時には、「申し訳ありませんがもう一度おっしゃって下さい」と、聴き直す

これが重要です。

質問を理解せずに、的確な答えを言えるわけがありません。

中高一貫校の面接は、集団面接ですから、全体で15分から20分の間に5,6問の質問が出されます。

与えられた時間は、一人5分。たった、5分しかありませんので、言い直しをする時間はありませんよ。

和花先生のワンポイントアドバイス!

◆子供の対話力を、予約の電話をさせることで、チェックしてみる!
近年、子供の対人力・対話力の低下が問題になっていますが、手っ取り早く、あなたの子供の対話力を確かめる方法を教えます。
その方法とは、予約の電話をすることです。

例えば、普段であればネット予約をしている歯医者さんでも、美容院の予約でも良いです。子供に、予約の電話を掛けさせてください。
いかがでしたか?上手くやり取りが出来ていましたか?

「えーと」「あのー」ばかりが目立つ場合には、対話力不足です。
ネット予約は相互に便利で、つい使ってしまいますが、将来、社会人になった時に電話対応で困らないためにも、家庭でも訓練しておきましょう。

注意点

《親子だからこそ、気を付けるべきポイント》

自分の子供に教えるのは、一歩間違えると、地獄を見ます。

親子だからこそ、子供は甘えが入るし、親は、こちらが期待したように出来ないと、言葉がキツくなったり、手が出たりしてしまいます。

お母さん、お父さん、どうか、他人の子供に教えると思って、進めてください!

次回予告

明日の第二章では、具体的な面接対策についてお伝えしていきますので、必ずご覧くださいね。

では、また明日お会いしましょう!

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